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資料づくりのガイド

パワーポイント事業計画書の作り方|売上・利益・実行計画をつなぐ構成例

パワーポイント事業計画書の作り方|売上・利益・実行計画をつなぐ構成例:実際のスライドテンプレート

事業計画書をパワーポイントにまとめるときは、売上目標を大きく見せるより、その数字がどう成り立つかを説明します。事業の仕組み、売上と費用の前提、実行の担当がつながっていれば、読み手は計画を検討できます。この記事では、社内説明用の構成と図解例を紹介します。

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事業計画書は、事業の説明と数字の前提をつなぐ

「来期売上を20%伸ばす」と書いても、顧客数・価格・継続率・供給能力のどれが変わるのか不明なら、実行に移せません。まず売上を作る単位を決めます。物販なら数量と単価、継続サービスなら月ごとの契約数と料金など、事業に合う式を使います。

次に、その数量を提供できる体制と費用を置きます。獲得できる顧客数だけ増やし、対応できる人員や仕入れを据え置いた計画になっていないかを確かめます。

検証前の需要仮説を整理する段階なら新規事業企画書へ、必要資金と調達の説明を深めるなら資金調達資料へ進みます。事業計画では、売上・利益・実行の整合を主に扱います。

パワポ事業計画書の構成例

章 伝える内容 裏付ける材料
事業の要旨 誰に何を提供し、今回何を決めるか 対象顧客・サービス・承認依頼
市場と顧客 最初に狙う顧客と課題 調査条件・商談記録・対象の定義
提供と販売の仕組み 価値を届けて売上にする流れ 提供範囲・販売経路・価格の条件
収支計画 売上・原価・経費・利益の見通し 数量・単価・費用の内訳と式
資金計画 入出金と必要な資金 入金・支払時期・調達状況
実行計画 誰がいつ何を実施するか 人員・工程・判断条件
リスクと見直し 前提が外れた場合の対応 下振れ条件・確認頻度・責任者

表計算の全行をスライドへ貼る必要はありません。本文には主要な式と判断に必要な数値を置き、明細へ戻れる参照を付けます。日本政策金融公庫も創業計画の説明で資金計画と収支計画を分けています。日本政策金融公庫「創業計画の書き方」

数字の意味を説明する3つの図解テンプレート

以下は架空企業の数値を使う見本です。予測の根拠や目標水準を保証するものではなく、集計と表示の構造を参考にします。

1.売上の内訳と、利益率の違いを示す

AOBA-232は、全社売上を事業・製品へ加算で分解し、事業ごとの営業利益と利益率を別欄で並べます。売上が大きい事業と利益率が高い事業を区別して読めます。

売上を事業と製品に分解し、構成比と営業利益率を対応させた階層図
売上と利益率の構造。売上を事業と製品に分解し、構成比と営業利益率を対応させた階層図。見本を詳しく見る ↗

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使うときは、重複しない事業区分、同じ期間の売上、利益の計算範囲を用意します。全社費用を事業へ配分している場合は、その基準も添えます。共通費用を配分する前後の利益率を混ぜないでください。

図の枝は売上の内訳であり、顧客やお金の流れではありません。また、事業別の利益率を単純平均して全社利益率にせず、全社利益÷全社売上で求めます。

2.前年からの増減を、織り込んだ前提に分ける

AOBA-281は、前年度から当期見通しまでの増減をつなぎ、基礎となる増分と加算・減算を分けています。まだ見通しへ入れていない要因も別枠で表示しています。

基準期から通期見通しまでの売上増減と、織り込み済み・未確定の要因を示した図
増減の前提を示す。基準期から通期見通しまでの売上増減と、織り込み済み・未確定の要因を示した図。見本を詳しく見る ↗

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入力には、基準年度の実績、同じ対象範囲での増減、集計へ含めたかどうかが必要です。例えば新規顧客の売上を既存事業の成長見込みにも含めると、同じ増分を二重に足してしまいます。各増減に対象と式をひも付けます。

見本は縦軸の一部を省略した表示です。数字の差を読ませる用途には使えても、棒の高さだけで売上の倍率を比較する用途には向きません。自分の図ではゼロからの尺度を基本にし、省略する場合は記号と注記を明示します。

3.売上・利益額・利益率を分けて推移を見る

AOBA-283は、同じ月軸で売上、営業利益、営業利益率を並べた型です。累計売上の増加と、月ごとの利益率が目標に届くかどうかを別に確認できます。

月次と累計の売上・利益、利益率を3区画に分けた推移グラフ
実績と見通しの推移。月次と累計の売上・利益、利益率を3区画に分けた推移グラフ。見本を詳しく見る ↗

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実績と見通しの境界を固定し、すべてのグラフで同じ月を境に表示を変えます。累計売上と月次利益を見比べる場合は、何の期間の数字かを見出しにも書いてください。

利益率が上がる計画なら、その理由を原価・単価・稼働率などの前提へ戻します。滑らかに右肩上がりの線を描いただけで、計画の根拠ができたとは言えません。

記入例:月額サービスの売上と提供能力を確認する

次は単純化した架空の試算です。契約数は各月に料金が発生する契約数とし、料金は税抜月額3万円、契約1件あたり変動費を1万円、月の固定費を40万円と仮定します。

項目 1か月目 2か月目 3か月目
課金契約数 10件 15件 20件
売上=契約数×3万円 30万円 45万円 60万円
変動費=契約数×1万円 10万円 15万円 20万円
固定費 40万円 40万円 40万円
簡易収支=売上−変動費−固定費 −20万円 −10万円 0万円

この仮定では20件で簡易収支がゼロになります。ただし、20件を獲得できる根拠は別に必要です。問い合わせ数、商談数、契約開始時期、解約を確認し、年末の契約数をそのまま12倍して年間売上にしないようにします。

提供能力も照合します。1件の対応に月4時間必要なら、20件には80時間が必要です。担当者が月60時間しか確保できない場合は、15件を超えた段階の増員や運用変更の費用を計画へ戻します。

この表は入金・支払時期、税、設備投資などを省略しています。利益と手元資金は同じではないため、資金がいつ不足するかは月別の入出金表で確かめます。資金計画と収支見込みの考え方は日本政策金融公庫「創業計画Q&A」も参考になります。

計画を作った後に確認すること

  • 数量と単価:価格変更、値引き、契約開始月を反映しているか。
  • 同じ対象範囲:前期実績と計画で事業の範囲が変わっていないか。
  • 費用と体制:数量が増えたときの人員・外注・仕入れが追いつくか。
  • 下振れ条件:開始の遅れや契約数の未達を入れると、何が変わるか。
  • 見直す担当:予実差を誰が、いつ、どの指標で確認するか。

金融機関や制度への提出を目的とする場合は、提出先が指定する様式・記載事項を先に確認します。パワポは説明資料として使い、必要な書類をこの構成だけで置き換えないようにしてください。

Claudeに事業計画書を依頼する指示文

添付の事業メモ、月次計画、Roneoのテンプレートで事業計画書を作ってください。
読み手と今回の判断:[対象と依頼]
事業の単位:[顧客数・契約数・数量など]
売上・原価・費用:[式、期間、単位、根拠]
人員・供給能力:[上限と増強条件]

実績、見通し、目標、未織込の要因を区別してください。
合計と内訳、累計と単月、利益額と利益率を検算してください。
利益と資金残高を混同せず、不足する入出金情報は質問してください。
売上や市場規模を推測で補完しないでください。
主要な前提を表示し、編集可能な16:9のPPTXにしてください。

複数年度の目標と実行施策を対応させる場合は、中期経営計画で年度ごとの判断条件も整理します。

売上を事業と製品に分解し、構成比と営業利益率を対応させた階層図

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テンプレートは、Claudeで再現するためのプロンプトZIPで提供します。完成したPowerPointファイルの配布ではありません。