企画書をパワーポイントにまとめるときは、アイデアの魅力だけでなく、実行する範囲と必要な判断を読み取れる形にします。この記事では、社内施策の承認を得る企画書を例に、目的・施策・予算・工程のつなぎ方と、3つの図解テンプレートを紹介します。
Roneoのスライドテンプレート
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伝えたい内容に合う型を選んで、あなたの資料に。
企画書は「何を承認すれば始められるか」を伝える
企画の背景を長く説明しても、承認してほしい内容が最後まで分からなければ、読み手は判断を保留します。最初のページに「何を、誰に、いつまでに決めてほしいか」を置きます。
例えば「社内勉強会を開催したい」から一歩進め、「新任担当者向けの勉強会を1部署で試行するため、担当者2名の稼働と外部費用の上限を承認してほしい」と書きます。全面展開の承認まで含むのか、試行だけなのかも明記します。
新しい事業そのものの需要を確かめる場合は新規事業企画書、承認後の詳細な進行管理はプロジェクト計画書が適しています。この記事では、施策を実行に移す前の社内判断に焦点を当てます。
パワポ企画書の基本構成と必要な材料
| ページ | 読み手の疑問 | 用意する材料 |
|---|---|---|
| 1.要旨・依頼 | 今回、何を決めるのか | 承認対象・金額上限・判断期限 |
| 2.背景・目的 | なぜ今やるのか | 現状の事実・変えたい状態 |
| 3.施策 | 何を実施し、何を含めないか | 対象者・内容・実施範囲 |
| 4.選択肢 | ほかの方法ではだめか | 現状維持を含む代替案・選定理由 |
| 5.実行計画 | 誰がいつ進めるか | 担当・工程・前提条件 |
| 6.費用と確認 | いくらかかり、どう評価するか | 内訳・効果の確認方法・次回判断 |
これは6ページの編集例です。1枚の企画書なら各要素を1区画ずつ置き、根拠は別紙へ回します。詳細を削る際も、金額の内訳、実施の前提、担当は落とさないようにします。
目的・予算・工程を整理する3つのテンプレート
図は架空の業務を使った見本です。記載の金額・期間・効果は、自分の企画の前提を入力して使います。
1.複数の施策を、目的別のまとまりにする
AOBA-318は、背景と方針を上に置き、具体策を3つのグループへ整理した図です。施策を番号で追えるため、会議で「2番は誰が担当するか」と確認できます。

このテンプレートを、自分の資料に。
この図解のZIPを無料で受け取る →「開催する」「配布する」「アンケートを取る」といった作業を並べる前に、各作業が何を改善するのかを考えます。勉強会なら「基礎知識をそろえる」「実務で試す」「質問を解消する」のように目的で分け、その下に作業を置きます。
この型は複数の打ち手を俯瞰するのに向いています。実施日や依存関係を正確に管理する工程表の代わりにはなりません。また、3列に合わせるために同じ施策を別の列へ重複させないでください。
2.施策・計画・評価・定着を対応づける
AOBA-248は、一枚企画の後半にあたる4区画を使い、対策と実行計画、その後の確認・標準化を整理します。実施して終わりになりやすい企画に、結果の見方と次の扱いを足せます。

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この図解のZIPを無料で受け取る →入力するのは施策の内容、必要な費用、誰が何を確認するか、結果を受けた運用です。見本は試行160万円と展開320万円を分けています。総額480万円を、すべて承認済み・支出済みのように読ませないことが要点です。
社内様式の一部を図にする場合は、前のページと合わせて使います。この見本だけで背景・現状・要因まで網羅しているわけではありません。先に必要性が伝わる資料を置いてください。
3.承認された範囲と、条件付きの後続工程を分ける
AOBA-258は、試行と後続の展開を見た目でも区別し、継続判断の位置を時間軸上に置きます。担当ごとに並ぶため、判断が遅れたときにどの工程が影響を受けるかも説明できます。

このテンプレートを、自分の資料に。
この図解のZIPを無料で受け取る →日付だけでなく、作業の完了条件と担当を用意します。「研修資料の確認後に参加募集を始める」など、先行する作業があれば線や注記で示します。未承認の工程は「予定」「条件付き」と文字でも表示し、色だけで区別しないようにします。
日程が未定の段階なら、見本の月数を流用せず「準備→試行→評価」の順序だけに縮めます。根拠のない期限を入れるより、期限を決める条件を残す方が判断に使えます。
記入例:新任担当者向け勉強会を試行する
次は仮の社内施策です。見本画像の業務・数値とは別の例です。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 現状 | 同じ手続きに関する質問が繰り返される。件数は受付記録で確認する |
| 目的 | 担当者が標準手順を使って申請できる状態にする |
| 対象 | 1部署の新任担当者。全社展開は今回含めない |
| 施策 | 事前資料、演習1回、試行後の質問整理 |
| 外部費用 | 講師準備5万円+開催3万円+教材1万円=9万円、いずれも税抜の仮見積 |
| 社内稼働 | 担当2名×6時間=12人時。外部費用と分けて確保する |
| 確認 | 同じ例題の実施前後を比較。実務の差戻し件数は別途追う |
| 今回の依頼 | 外部費用上限と社内稼働の承認。実施日は承認後に確定 |
演習の正答率が上がっただけで、業務全体の生産性が上がったとは言えません。学習の確認と実務上の効果を分けると、企画の成功条件を説明しやすくなります。
作成の順序は、文章・数字・配置
最初に見出しを結論の形で書きます。「実行計画」だけでなく「1部署で試行し、結果を見て展開を判断する」とすると、このページで伝える範囲が定まります。
次に、本文と費用表で対象人数・単価・期間が一致しているか確認します。全社展開の予算が混ざったり、社内稼働を無償扱いにして必要人員が抜けたりしていないかを見ます。効果と費用の対象期間もそろえます。
最後に配置を整えます。区画の見出し位置と余白をそろえ、細かな根拠は注記へ分けます。PowerPointには図形やテキストを整列する機能があります。操作は利用環境に合わせてMicrosoftの公式手順を確認してください。
Claudeへ渡す企画書作成の指示文
添付の企画メモとRoneoのテンプレートを使い、社内承認用の企画書を作ってください。
読み手:[承認者]
今回決めたいこと:[試行範囲・予算・社内稼働]
背景の事実:[記録がある事実]
施策と対象:[具体的な内容と対象外]
費用・期間:[見積と前提]
冒頭に今回の承認依頼を置いてください。
目的、施策、担当、工程、費用、結果の確認方法を対応させてください。
社内稼働と外部支出、試行と後続展開を分けてください。
未見積・未定・未承認を推測で埋めないでください。
まず不足情報を示し、その後、編集できる16:9のPPTXにしてください。
提出前には、企画を知らない人に冒頭だけ読んでもらい、「何を承認する資料か」を説明できるか確かめます。答えが人によって違う場合は、依頼事項と対象範囲を先に直しましょう。

テンプレートは、Claudeで再現するためのプロンプトZIPで提供します。完成したPowerPointファイルの配布ではありません。