研修資料に説明を詰め込んでも、受講者が仕事で何をすればよいか分からなければ使いにくいままです。受講後にできる行動を決め、手順を見せ、判断を練習し、確認する。この順番で資料を組み立てると、説明ページと演習がつながります。
この記事は社内の業務研修を想定した構成案です。業務そのものの流れを整理する作業は業務フロー図、研修後の回答をまとめる作業はアンケート結果へ分けます。
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「理解する」を観察できる行動に変える
学習目標を「申請ルールを理解する」だけにすると、何を確認すればよいかが曖昧になります。「必要項目を選べる」「条件に応じて確認相手を選べる」「不明な場合に止めて相談できる」のように、演習で確認できる行動へ変えます。
受講対象も決めます。初めて作業する人と、変更点だけを知りたい人では必要な説明が違います。受講前に知っていること、今回扱う範囲、研修後に参照する手順書を明記し、全員にすべてを一度で覚えさせる構成を避けます。
3つの図解を研修の流れに使う
以下は架空企業の業務・説明会の見本です。実際の社内規程や法定研修の要件を示したものではありません。自社の確認済みの手順へ置き換えて使います。
1.研修の目的と配付資料をそろえる
AOBA-457は説明会の目的、対象、扱う内容と、配付する資料の構成を一枚にまとめています。受講前に「何を学ぶか」を示す用途に向きます。図中の導入対象20台や9か月の工程は、見本の設定です。研修時間や自社の人数としてそのまま使わないようにします。

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この図解のZIPを無料で受け取る →2.通常の手順と判断の分岐を示す
AOBA-393は担当別のレーンに、金額による承認の分岐と記載不備の差戻しを描いています。受講者が自分の担当する箱を見つけ、その次の相手へたどる練習に使えます。最初から全経路を説明するのではなく、通常の経路を確認した後に例外へ進めます。

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この図解のZIPを無料で受け取る →3.ケースと確認する観点を対応させる
AOBA-503は架空の規程を責任、初動、運用、記録の4区分で点検し、対応と担当を示しています。ケースで見落とした点を振り返るための補助表に向きます。条項は架空であり、現実の規程として引用しません。研修に採用する場合は、管理者が確認した自社の条項と適用日を使います。

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この図解のZIPを無料で受け取る →記入例:備品申請の新人向け研修
架空の「はるか企画」で、新しく備品申請を担当する6名へ30分の研修を行う設定です。扱うのは一般備品の申請で、緊急購入は対象外。以下の判断ルールは説明用に作ったもので、実在の社内規程ではありません。
この例では、品名、用途、希望日、概算額を必要項目とします。概算額が3万円以上なら部門責任者へ確認し、3万円未満なら受付担当へ送ります。金額が分からない場合は金額を作らず、申請者へ確認を戻すルールとします。
| 時間 | 扱う内容 | 受講者が行うこと |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 目的と対象範囲 | 自分が担当する作業を確認 |
| 5〜12分 | 通常の手順 | 必要項目から次の担当を選ぶ |
| 12〜22分 | 判断ケース2問 | 理由と参照する条件を書く |
| 22〜27分 | 解答と振り返り | 誤った箇所を条件へ戻して確認 |
| 27〜30分 | 仕事での参照先 | 手順書と相談窓口を開く |
演習1は「概算額2万8,000円、必要項目はすべて記入済み」です。答えは受付担当へ送ること。理由は3万円未満で必要項目がそろっているためです。演習2は「概算額が空欄、希望日は明日」です。急ぐから通すのではなく、申請者へ金額を確認します。希望日の近さで分岐条件が変わる設定にはしていません。
境界も確認したい場合は、追加で「ちょうど3万円」を出します。「以上」と「超」の違いで答えが変わるため、解答は部門責任者への確認です。演習と図のラベルを同じ表記にそろえてください。
解答は正解の行き先だけで終わらせない
解答ページには、判断に使った条件、誤りやすい考え方、迷ったときの参照先を添えます。「受付担当」が正解でも、根拠が「急いでいるから」なら理解を確認できたとは言えません。選んだ理由を短く説明してもらい、条件の読み取りを確認します。
演習の結果は、研修が分かりやすかったかを尋ねるアンケートと分けて記録します。満足と回答したことと、必要項目を正しく確認できたことは別です。どの条件で迷ったかを把握して、該当する図や説明を修正します。
研修後に参照できる形にする
投影する資料では、今説明している手順を大きく見せます。配付する資料には全体の流れと注記を残し、適用日、版、管理担当、参照先を添えます。口頭でだけ伝えた例外が残ると、後から資料を読む人に伝わらないためです。
手順が変更されたときは、新しい版だけでなく変更点も示します。金額条件が変わったなら、図、演習、解答、確認表のすべてを同時に更新します。古いPDFや保存画像が使われる可能性を考え、各ページに版を記しておきます。
受講者から想定外のケースが出た場合、研修担当がその場で規程を作らないようにします。質問を記録し、管理担当へ確認した後に回答と資料を更新します。未解決の点を未解決として共有できることも、研修の運用に含めます。
演習を初めて見る人にも一度解いてもらい、問題文だけで必要な条件を読み取れるかを確かめます。講師の補足がないと解けない箇所は、解答を増やす前に問題文や図のラベルを直します。
Claudeに渡す指示文
目的と配付資料をそろえる見本ZIPを受け取るときは、確認済みルールだけを渡します。
架空の備品申請研修を、新任担当6名・30分で構成する。
必要項目は品名、用途、希望日、概算額。
3万円以上は部門責任者へ確認、未満は受付担当へ送付。
概算額が不明なら申請者へ確認。緊急購入は範囲外。
学習目標を、演習で観察できる行動として書く。
通常手順、分岐、ケース2問、解答、参照先の順にする。
解答には条件と理由を書く。独自の例外規程を追加しない。
演習1は2万8,000円で記入済み、演習2は金額空欄。
実際の社内規程としてではなく、説明用の例と明記する。
実施前の確認
- 学習目標を演習で確認できるか。
- 図とケースと解答で、条件が一致しているか。
- 対象外の業務と迷った場合の窓口を示したか。
- 配付版だけを読んでも手順をたどれるか。
- 版、適用日、更新担当を記載したか。

テンプレートは、Claudeで再現するためのプロンプトZIPで提供します。完成したPowerPointファイルの配布ではありません。