Claudeに「パワポを作って」と依頼するときは、原稿に加えて「何をどう見せるか」まで渡すと修正の論点を絞れます。この記事では、Roneoの図解テンプレートと手元の資料を使い、構成確認からPPTXの仕上げまで進める手順を紹介します。
Roneoのスライドテンプレート
この図解、メールアドレスだけで使えます。
伝えたい内容に合う型を選んで、あなたの資料に。
Claudeでできることと、先に用意するもの
ClaudeはPowerPoint形式のファイルを作成できます。Anthropicの公式ヘルプでは、PPTXを含むファイルの作成・編集が案内されています。使っている画面でファイル生成が利用できるかを確認してから進めましょう。ファイルの作成・編集(Anthropic)
ただし、PPTXが出力されることと、読み手に伝わる図解になることは別です。元の文章が「背景・施策・日程」を行き来していたり、比較の基準が決まっていなかったりすると、その曖昧さもスライドに持ち込まれます。
最初に用意するものは次の3つです。
| 素材 | 入れる内容 | 例 |
|---|---|---|
| 原稿・業務資料 | 確定している事実、数値、出典 | Word、Excel、既存PPT、テキスト |
| 資料の目的 | 誰に、何を判断してもらうか | 部長に試行の実施可否を決めてもらう |
| 図解の見本 | 内容に合う構造と再現指示 | Roneoの再現プロンプトZIP |
見本の会社名や数値は使うデータではありません。「見せ方」と「自分の情報」を分けて渡すのが基本です。
まず1枚作り、構成とデザインの基準を合わせる
最初から20枚を依頼するより、中心になる1枚で方針を合わせる方法をおすすめします。例えば業務改善の提案なら「現在の手順と改善後」、比較提案なら「3案の違い」を先に作ります。
この1枚で、文字量、図形の大きさ、強調色、用語の粒度を確認します。修正するときも「かっこよく」より「差戻しの矢印を申請者へ戻す」「決めたいことを右側の枠に分ける」のように、読めない理由を具体化します。
方針が決まったら、ほかのページにも同じフォント・見出し位置・余白を適用します。ただし全ページを同じ表にする必要はありません。ページが伝える関係に合わせて図解を選びます。
Claudeに渡すテンプレートは、情報の関係で選ぶ
以下は架空企業の実テンプレートです。元の数値の大きさではなく、自分の原稿と同じ関係を描けるかを見ます。
1.担当と処理順があるなら、業務フロー
AOBA-393は、担当ごとのレーンに作業を置き、金額による分岐と不備の差戻しを示す見本です。手順を横に並べるだけでは伝わらない「誰へ戻るか」まで描けます。

このテンプレートを、自分の資料に。
この図解のZIPを無料で受け取る →入力には担当者、作業、次の作業、分岐条件を含めます。原稿に作業時間がない場合は、見本の「90分→60分」を流用しません。時間の削減を主張せず、役割と経路だけで成立する図にします。
2.同じ基準で選びたいなら、比較表
AOBA-177は、3案を同じ評価軸で比べ、点数と未確認リスクを分けて書く見本です。「どれも良い」という紹介から、選ぶ理由を示すページへ進められます。

このテンプレートを、自分の資料に。
この図解のZIPを無料で受け取る →必要なのは案ごとの事実と判断基準です。費用不明の案を「安い」と評価したり、情報がない項目を×にしたりしないようにします。案の数だけでこの見本を選ばず、同じ問いに答える選択肢か確認してください。
3.順序と期限があるなら、工程図
AOBA-389は、工程の期間に依存関係と判断ゲートを加えた図です。単に「いつ何をする」だけでなく、次へ進むための確認事項を説明できます。

このテンプレートを、自分の資料に。
この図解のZIPを無料で受け取る →開始・終了時期、担当、先に終わる必要がある作業、承認条件を渡します。見本のM1〜M12は着手からの相対月です。自分の資料で暦月を使うなら、4月・5月などに統一し、年度の月番号と混ぜません。
原稿からPPTXにする5ステップ
ステップ1:入力資料に番号を付ける
「資料A:現状業務」「資料B:改善案」「資料C:見積」のように名前を付けます。Excelの数字ならシート名と対象期間も書きます。後から出典が分からなくなるのを防ぐため、数値と参照元の対応を残してください。
ステップ2:ページごとの役割を決める
例えば6枚の提案なら、①結論、②現状、③改善後の流れ、④案の比較、⑤実施計画、⑥承認依頼です。この時点では文章の完成度より、「同じ説明を2度していないか」「判断に必要なページが抜けていないか」を確認します。
ステップ3:代表ページの図解を指定する
Roneoで内容に合う見本を選び、再現プロンプトZIPを自分の原稿と一緒にClaudeへ渡します。画像の配色だけでなく、どの情報をどの箱に入れるかを確認します。必要入力が合わない場合は、図を無理に使わず別の型を選び直します。
ステップ4:PPTXを生成し、実物を開く
出力形式を「編集可能なPowerPoint」と明示します。ファイルが生成されたらPowerPointで開き、図形や文字を選択して編集できるか確認します。見た目が正しくても、1枚の画像として貼られているだけでは、文字の差し替えに向きません。
ステップ5:修正はページ・対象・期待する状態で伝える
「3ページ目の比較表で、B案の費用が右隣へはみ出しています。列幅をそろえ、費用は各セル1行で読める状態にしてください」のように指定します。修正後は変更ページだけでなく、その前後のページ番号や共通書式も確認します。
そのまま使える依頼文
以下の角括弧を埋め、原稿と選んだZIPを添付して使います。構成確認とファイル生成を分ける指示にしています。
添付の原稿とRoneoの再現プロンプトZIPを使い、
編集可能なPowerPoint資料を作成してください。
読み手:[部長・顧客など]
決めてほしいこと:[試行実施の承認など]
枚数の目安:[6枚]
原稿の参照元:[ファイル名・シート名・対象期間]
まず、各ページの結論・図解の型・必要入力・参照元を一覧にしてください。
入力が足りないページは、足りない項目を質問してください。
見本の架空の社名・金額・効果は、原稿の事実に混ぜないでください。
期間や母数が違う数値を、同じ軸で比較しないでください。
構成を確認した後、代表ページを1枚制作し、
承認した書式を使って残りのページを制作してください。
画面比率は16:9。文章と図形は編集できる形にしてください。
うまくいかないときに見直す場所
| 出力の症状 | 見直す情報 | 修正の伝え方 |
|---|---|---|
| 全ページが表になる | 各ページの主な関係 | 手順はフロー、日程は工程図に分ける |
| 架空の数字が残る | 原稿と見本の区別 | 見本の数値を使わず、未提供は空欄にする |
| 文字が小さすぎる | 1ページの論点数 | 主張を1つにし、詳細を次ページへ移す |
| 図形と文章がずれる | 項目数と図形数の対応 | 4項目を4枠に対応させ、対応一覧を示す |
| 見た目だけ似ている | 矢印・単位・比較条件 | 図の意味が原稿と一致するか再確認する |
生成後は保存し、ファイルを開き直して文字と図形が保たれているかを確認します。初回の出力を完成品とせず、原稿との一致と編集のしやすさまで見て仕上げましょう。
図解の選び方に迷うときは、比較表・業務フロー・ロードマップの記事から、原稿に合う型を探せます。

テンプレートは、Claudeで再現するためのプロンプトZIPで提供します。